先日、夫の父方の祖母の13回忌法要がありました。
大きなトラブルもなく、無事に終えられたことに、まずは安堵しています。
法事は回数を重ねるごとに簡略化されると聞く一方で、実際に当事者として関わってみると、最低限の礼節や段取りはやはり大切だと感じました。
今回は、その実体験をまとめます。
今回参列したのは、義両親、義父の姉夫婦、我が家、夫の妹夫婦の3家族でした。
義父の妹夫婦のお子さん、遠方に住む義弟夫婦は欠席です。

親戚の高齢化もあり、全体としては簡素。
ただし、簡素=曖昧ではなく、必要なところはきちんと押さえる、そんなメリハリのある雰囲気でした。
今回のお供えは以下の通りでした。
過去に「気を使わなくていい」と御仏前を辞退されたことがあり、正直迷いました。
ただ、年齢的にも世帯としても準備しておくのが適切と判断しました。
結果的に受け取っていただけたうえ、他の兄弟世帯も形を整えていたため、準備しておいてよかったと思っています。
ベージュのパンツに黒のブラウス、カーディガンを羽織るスタイル。過度に喪服寄りにせず、落ち着きと動きやすさを重視しました。
参列者も同様の装いで、特に黒や紺にこだわらず、白やグレー、濃いグリーンを基調とした羽織やスカートスタイルをしていたように思います。
今回の服装で場の雰囲気としても違和感はありませんでした。
会場は義両親宅。開始の約1時間前に到着しました。
事前に、義父から「手伝ってもらえると助かる」と連絡があり、そのつもりでスケジュールを組んでいました。
「何かお手伝いできることはありますか」と一声かけ、あとは指示を受けながら動く形です。
実際にお茶を出したのは、
義母が淹れたお茶を私が配り、義母が湯呑を下げ始めたら、私も一緒に回収。お茶うけにお饅頭を食べるのが嫁いだ地域の習慣のようで、一緒にお出しします。
お坊さん用のお茶については、「先に別で出すように」と指示を受け、義母から受け取って配膳しました。
仕出し屋に注文したお弁当と、義母手作りのお吸い物の配膳、あわせてお土産の仕分けを担当しました。
実家の法要は毎年自宅で行っていましたが、嫁いでからの法要は自宅だったりお寺だったりと様々でした。義母にどちらの開催にすべきなのか尋ねたところ
「法事は、お寺でも家でも、どちらでも問題ないのよ」
と教えてもらいました。
家族の状況や人数に合わせて、無理のない形を選んでよい、という考え方は、これからの法事ではますます一般的になりそうです。
とはいえ、どうしても参加できない、できれば参加したくない、そういう場合に悩む方も多いと思います。
私自身は、可能であれば参加した方がよいと思っています。
理由はシンプルで、法事は供養の場であると同時に、親族間の関係性を確認する場でもあるからです。
特に長男の嫁という立場は、良くも悪くも「見られやすい」。参加することで、「きちんと向き合う姿勢」は伝わりやすいと感じます。
一方で、欠席=マナー違反、とも思いません。
実際には、
など、欠席せざるを得ない事情は誰にでも起こり得ます。
大切なのは、「行けないこと」よりも、どう伝え、どう配慮するかだと感じています。
やむを得ず欠席する場合でも、最低限ここは押さえておくと安心です。
実際、今回の13回忌でも、遠方で参加できなかった義弟夫婦はお花という形で参加していました。
「来られなかったけれど、気持ちはある」というのは、ちゃんと伝わります。
法事は、お寺でも自宅でもよいと義母から聞きました。
この話を聞いて、形式よりも、家族それぞれの事情を尊重する流れが、今は主流になりつつあると感じました。
だからこそ、無理をして体調を崩したり、家庭を犠牲にしてまで参加する必要はありません。
参加できないときは、「欠席して申し訳ない」と思いすぎなくて大丈夫。
誠意は、別の形でも伝えられます。
私の考えをまとめると、
長男の嫁という立場は、何かとプレッシャーがかかりがち。でも、すべてを背負う必要はありません。
ちゃんと考えて、悩んで、調べているあなたは、もう十分に誠実です。
法事は「正解を当てる場」ではなく、それぞれの立場で、できる形を選ぶものだと思っています。
今回の13回忌を通して感じたのは、
この3点が、法事を無事に感じよく終えるコツだということです。
特に主催者は事前に仕出しの手配や土産の買い出し、自宅法要であれば自宅のセッティング、お坊さんへのお布施の準備など、労力的にも金銭的にも負担が大きいです。
気持ちよく法要を迎えることができるよう、参加者、特に一番身近な親族は気配りを忘れないようにしたいものです。
]]>夫は長男なので義両親に何かと「自分事としてよく見ておけ」と言われていますが、どこか他人事(笑)いつかは義実家の供養に主催者側として関わるときが来るはずなので、嫁としてしっかりしなきゃと思っています。
でも身内の法事って、「どのタイミングで」「誰が呼ばれるのか」「自分がどこまで動くべきか」がわかりづらいもの。
今回は、法事の種類や流れを整理しつつ、「主催者側の嫁」としての立ち位置をまとめてみました。
仏教の法要は、命日からの経過によって区切られています。
| 名称 | 時期 | 内容の目安 |
|---|---|---|
| 初七日 | 亡くなって7日目 | 葬儀の中で一緒に行うことが多い |
| 四十九日 | 亡くなって49日目 | 忌明け。納骨を行う大切な節目 |
| 百か日 | 亡くなって100日目 | しめくくりとして行う家庭も |
| 一周忌 | 亡くなって1年後 | 最初の年忌法要。親族を呼ぶことが多い |
| 三回忌 | 亡くなって2年後 | 一周忌の翌年。ここまでが「大きな法事」 |
| 七回忌 | 亡くなって6年後 | 家族中心で行うケースが増える |
| 十三回忌・十七回忌以降 | 12年、16年後など | 家族のみ、または略式で行うことが多い |
ではどういった規模感で行うものなのでしょう。
| 法事 | 親戚を呼ぶか | 内容の傾向 |
|---|---|---|
| 四十九日 | ◎ 親族を招く | 納骨+食事会を行うことが多い |
| 一周忌・三回忌 | ○ 親族・ごく近しい友人 | お寺での読経+会食 |
| 七回忌以降 | △ 家族中心 | 自宅またはお寺で簡略に |
| 十三回忌以降 | △家族中心〜×行わない | 供花・お供えのみのケースも多い |
ポイントは「三回忌までは親族を呼ぶ」「それ以降は家族中心」が多いという流れです。
地域によって多少の違いはありますが、全国的にこの傾向が主流のようです。
「長男の家が主催側になる」という習わしは今も多く残っていますが、「嫁の仕事」ではなく「家を代表する立場の分担」として考えるのが現代的です。
ただし、これを一人で抱え込む必要はありません。お寺や仕出し屋さん、親族に相談すれば、かなりサポートしてもらえます。
「分担して無理なく」が今の時代のスタンダードです。
わたしの嫁ぎ先は、夫婦や家族で協力して行事をすすめるのがスタンダードな様子。食事席で同じ卓について食事をとる風景が新鮮でした。
一方で、故郷ではいまだに男尊女卑的な風景が普通に見られます。女性がセカセカと準備をし、座敷に座る暇もなく台所で食事を済ます。お酒が無くなれば女性が気配り。出入口に近い席の端に窮屈に座って世話係…。
家庭差はもちろん、出身地が異なると、風習の違いが必ずあります。嫁に行く女性はギャップに驚いたり、悩んだりするでしょう。
はじめはそのご家庭に習い、先代の風習を受け入れることが必要かもしれません。時間をかけて、時代に合わせた「うち流」を築いていけるといいですね。
法事は「家の伝統」や「地域の慣習」が濃く出る行事です。両親や親戚に相談しながら“うち流”を掴むのがいちばんです。
また法事は「形式」ではなく、「想いを伝える場」。昔ながらの形をそのまま続けるよりも、家族が“納得できる形で故人を想う”ことが大切です。
長男の嫁という立場は責任もありますが、「家を大切に思う気持ち」さえあれば、それがいちばんの供養かもしれません。
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