冬の台所に、柚子の香りがふわっと広がる瞬間。それだけで気持ちが少し整う、そんな力を柚子は持っています。
今回はシンプルな「柚子シロップ」の作り方をまとめました。
特別な道具は不要。意外と簡単。大切なのは清潔さと、少しだけ待つことです。
① 柚子をよく洗い、アルコールで表面を拭く
皮ごと使うため、汚れや雑菌をできるだけ落とします。
② 果実瓶を洗い、アルコールで消毒する
カビ防止のため、丁寧に行います。煮沸消毒も良いでしょう。(私は過去に煮沸消毒中に瓶を割ってしまった経験から、煮沸消毒が億劫になってしまいました…。)

③ 柚子を半分に切り、果汁を絞る
果肉の袋と種は取り除きます。果皮は使うので残します。
④ 果皮を薄く切る
細めに切ると香りが出やすく、後の加工もしやすくなります。

⑤ 氷砂糖と果皮を交互に瓶へ入れる
層になるように重ねていきます。
⑥ 上から絞った柚子果汁を注ぐ


⑦ 1日2〜3回、瓶をやさしく傾ける
振る必要はありません。氷砂糖が溶けるまで、約2週間待ちます。

⑧ 氷砂糖が完全に溶けたら完成
果皮とシロップを分けて保存します。傷みが不安な場合や氷砂糖が少し残る場合は、シロップのみ鍋に入れて、かき混ぜながら火を通します。

炭酸水で割ったり、お湯で割ったり、紅茶やヨーグルトに加えるのもおすすめです。
疲れたときに、やさしい酸味と香りが広がります。
シロップ作り後の果皮も、最後まで使い切ります。

①果皮を 100〜120度のオーブンで30〜40分 焼く

②水分が飛んだら、グラニュー糖をまぶす

ほろ苦さと甘さのバランスがよく、お茶請けやちょっとしたおやつに向いています。

忙しい日々の中でも、瓶の中でゆっくり変化していく様子を見るのはちょっとした楽しみになります。
季節の手仕事として、気負わず楽しんでみてはいかがでしょうか。
]]>冬が来ると、そろそろかな…と思い出すのが「柚子風呂」。
わたしの実家は柚子農家なので、冬の時期はもう家中が柚子の香りでした。
今回は、実家でずっとやってきたよく香りが立つ柚子風呂のコツを皆さんにお伝えします。
冬至は一年でいちばん昼が短い日。
昔から「ここを境に運が上向く」「無病息災を願う節目」とされてきました。
柚子風呂には
といった実用的な理由もあります。
ただの縁起担ぎじゃなくて、寒さが本気出してくる時期に理にかなった習慣なんですよね。

冬至のころは、柚子農家にとって一年でいちばん忙しい時期。柚子がしっかり色づいて、香りも油分もピークになります。
このタイミングで柚子風呂が定着したのも、柚子がたくさん出回る時期だからなのかもしれません。
ここが一番伝えたいポイント。
柚子をそのまま浴槽にポン、でも悪くはないんですが、
ひと手間で香りが段違いになります。
やり方はシンプル。
⚠️注意点
目安は
「キッチンに柚子の香りがふわっと広がるくらい」
それ以上やると、香りが飛びすぎたり、実がグニョグニョになります。

このお湯ごと浴槽に入れると、とーってもいい香りの柚子風呂になります。
「翌日もまだ匂いするし、もう一回いける?」って思いがちですが、結論から言うと、やめておいた方が無難です。
理由はシンプルで、
特に追い焚きする家庭だと、配管トラブルの原因になることも。
香りが残っていても、衛生面を考えると一晩限りで処分するのが安心です。
我が家は翌日くらいまでなら乾かして使っていましたが、香りは落ちます…。
これも結論から。
食べない方がいいです。
理由は、
見た目がきれいでも、食品としての安全性はもう保証できません。
もったいない気持ちは分かりますが、柚子は「香りを楽しむ役目を全うした」と思って、感謝してさよならしましょう。
柚子風呂って、やらなくても困らない。
でも、やると「ちゃんと冬を迎えたな」という気持ちが整います。
忙しい日々の中で、湯気と一緒に立ちのぼる柚子の香りは、想像以上に特別感を味わえて、自分を労わる時間になります。
今年の冬至は、ぜひ香りが立つまで温めた柚子をお風呂にいれてみてください。
ちょっとした手間で、冬が少しやさしくなります🍊
]]>