我が家の老後資金の目標貯蓄額を考えてみた

地方の限界集落に生まれ都市部在住の2児の母。実家の介護問題、相続問題を含めたライフプランを考えるブログです。実家家族も同居家族も幸せに過ごしてほしい、でも自分の幸せも大切にしたい。同じような悩みを抱える方々に少しでも参考になれば幸いです。

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ライフプラン

老後資金っていくら必要?

よく言われるのが「老後2,000万円問題」。
でも実際のところは、今の生活費をベースに「自分の老後版」をシミュレーションするのが一番安心です。

たとえば夫婦二人暮らし・子育てが終わった後を想定すると…

  • 食費や教育費は減る
  • 医療費は少し増える
  • レジャー・交際費はライフスタイル次第

つまり「人それぞれ」。私の場合、何となくの不安は誰かが作った試算では消えませんでした。


現在のわが家の家計簿を振り返る

前回、我が家の家計簿を実際に書き出してみました。

今の我が家の出費はざっと以下の通りです。

(単位:万円)

項目月間年間
生活費12.2146.4
奨学金返済1.012.0
美容2.226.2
住宅0.00.0
教育費1.720.4
保険7.387.6
5.059.8
レジャー5.262.0
交際費2.833.0
医療費0.56.2
その他1.315.0
投資7.590.0
合計46.6558.6

年間支出は約560万円。
これが「今のライフスタイルにかかるリアルな金額」です。


老後版に置き換えてみる

仮に子どもの教育費・奨学金返済がなくなり、車もダウンサイジングしたとすると…

  • 教育費:0円
  • 奨学金返済:0円
  • 車:3万円(ダウンサイジング想定)
  • レジャー・交際費は横ばい〜微増
  • 医療費は+1万円ほど
  • 投資もいったん落ち着き、投資て増やした資産を切り崩していくフェーズに入る
項目30年後30年後年間
生活費12.212144
奨学金返済1.00
美容2.22.226.4
住宅0.000.0
教育費1.700
保険7.3336
5.0336
レジャー5.2560
交際費2.8224
医療費0.51.518
その他1.3112
投資7.500
合計46.629.7356.4

ざっくり試算すると、月30万円前後(年間360万円)が老後のベース支出になりそう。

カエ子
カエ子

カエ子の実家管理に関わる費用は含みません。それを含むと年間+40万円程度増えるのかなあ。


じゃあいくら貯めればいい?

例えば65歳〜95歳まで30年間生きるとすると、

  • 年間支出360万円 × 30年 = 1.08億円

でも実際には年金があるので、その分を差し引きます。
仮に夫婦で年金月25万円受け取れるとすると…

  • 年間300万円 × 30年 = 9,000万円カバー

残り必要額は 約1,800万円。
ただし頭に置いておきたいのは、この金額は今の物価水準でのはなし。
物価が年1%上がった場では2,430万円、年2%では3,260万円という金額になります。

これらを考慮すると、我が家の老後資金の安心な目安としては「3,000~4,000万円」

別途、支出を年利2%、年金収入を年利1.5%換算で30年後金額計算すると必要資金は5,500万円程度となりました。結構な金額なので、過度に恐れることも良くないと思い、頭の片隅に入れる程度にしておきます…。


我が家の対策

  • すでに年間90万円を投資にまわしている
     私:50万円/年×年利3%で30年運用
     →実家費用にも1,200万円程度使う予定。残りを運用して老後資金とし実質700万円程度
     夫:40万円/年×年利3%で30年運用
     →約1,900万円
     計:2,600万円…老後資金としては足りるかもしれないし、足りないかもしれないといった計算。子供の教育費は考慮されていないため、もうすこし増やしていきたいところ。
  • 各自、保険で個人年金を積み立て中
  • 教育費が一段落したら、浮いた分を老後資金にシフトできる
  • 保険や車の見直しも老後前に整理していく

まとめ

「老後資金2,000万円」はあくまで平均の話。
実際には自分の生活費ベースで逆算することでより現実的な数字を把握することができます。
私も少しだけ何とかなる気がしてきました。

わが家の場合は、投資+現金貯蓄を組み合わせて、老後資金としては3,000〜4,000万円の資産形成を目標にしていきたいと思います。

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