夫婦別々で家計を管理するメリット・デメリット
結婚すると「家計は夫婦で一つお小遣い制」という家庭をよく耳にしますが、我が家は夫婦別財布スタイル。
理由はシンプルで、
- お互いに趣味や挑戦したいことをあきらめず、それぞれの人生を楽しんでほしいから
- 私自身、実家問題を夫の負担にしたくないので、自分で稼ぎ続ける原動力にしたいから
互いに互いの金銭感覚が許容範囲内であり、信頼しあっていることが前提の家計管理方法だと思います。
夫婦別財布は「自由度が高い」一方で、教育費や老後資金など“共通で必要なお金”をどう準備するかが課題になります。

夫から趣味🎣を奪うことは、金魚を陸で飼うこととほぼ等しい…。
今も老後も、互いに好きな生き方をしたい!
メリット
- 自分のお金を自分の意思で使える → 趣味や学び、自己投資に積極的になれる
- 収入格差があっても「好きに稼いで好きに使う」感覚でストレスが少ない
- 自立した関係性を保てる

結婚前から、夫は釣り、私はカメラ、夫婦共通で登山を趣味にしてきた私たち。私たちの生きがいとして趣味は適度に楽しみたいと思っています。
また、私にとっては「夫に迷惑をかけないように、自分の実家のことは自分で背負う」という思いを叶える仕組みにもなっています。
デメリット・課題
- 教育費や住宅費など、大きなお金が必要なときに「どちらがどれくらい負担するか」で不公平感が生まれやすい
- 老後資金をバラバラに貯めると、将来の生活イメージを共有しづらい
- 万が一どちらかの収入が減ったときに、すぐに調整できるかが不安

稼げるだけ稼いで夫に負担をかけず実家を支えなくては、と勝手に設定したプレッシャーと、子供と向き合う時間がもう少し必要なのではという気持ちで葛藤している今日この頃。収入の目標金額をはっきりさせ、働き方を考え直したいと思っています。
解決のアイデア
夫婦別財布を続けながら安心感を持つために、こんな工夫が挙げられます。
- 共通口座をひとつ用意する
教育費や生活の最低ラインに必要な資金(家賃・光熱費・食費など)は、あらかじめ比率を決めて共通口座へ入金。
例:夫6割、妻4割など収入に応じて柔軟に。 - 教育費専用の積立をする
「子ども1人につき月○万円」と決め、どちらがどれくらい出すかを明確にして積立。
積立NISAや学資保険など仕組みを使えば、無理なく続けやすい。 - 老後資金の“目標額”だけ共有する
それぞれの財布で貯めてもいいけれど、「世帯で○○万円は用意しよう」とゴールだけは話し合っておく。

我が家も今一度、①互いの負担の見直し、②教育費の積立の提案、③老後資金の目標額共有 を行うミーティングを開催したいと思います。その準備過程と開催結果をまた後日記事にできたらいいな…
教育費シミュレーション(夫婦別財布バージョン)
たとえば「子ども2人分、大学までに2,000万円」を目標にした場合。
夫と妻でどう分担するかをシミュレーションしてみます。

我が家の場合、高校卒業までに大学期間中の教育資金、長男長女それぞれ約1,000万円を目指したいところです。
例:世帯目標 2,000万円(長男・長女分)
分担方法 | 夫の負担 | 妻の負担 | ポイント |
---|---|---|---|
50:50 均等 | 1,000万円 | 1,000万円 | シンプルで分かりやすい。収入差が小さい場合に◎ |
収入比率(夫6:妻4) | 1,200万円 | 800万円 | 収入格差がある場合の公平感が出やすい |
子ども別担当(夫:長男、妻:長女) | 約1,000万円 | 約1,000万円 | 各自で責任を持ちやすいが、負担の時期に偏りが出る可能性あり |
共通口座方式 | 毎月 8万円を共通口座に積立(夫5万、妻3万など) | 教育費として管理 | 「将来のために一緒に積立」感覚を持ちやすい |
シミュレーションから見えてくること
- 「均等」だと分かりやすいが、収入差があると不公平感につながる
- 「収入比率」なら現実的だけど、お互いの収入を正直にオープンにする必要あり
- 「子ども別担当」は心理的に責任を持ちやすい反面、ライフイベントのタイミングで差が出る
- 「共通口座方式」は最も“チーム感”が出やすく進捗管理がしやすい
まとめ
夫婦別財布を選ぶなら、教育費は「ゴール額を共有」+「分担ルールを決める」ことが大切。
途中でライフスタイルが変わったら、その時点で見直せばよいです。
夫婦別財布は「自分らしさを大事にできる」一方で、将来のお金は“チーム戦”で考える必要があります。
大事なのは、
- 自分の自由を守りつつ
- 共通の未来(教育費・老後)には一緒に備える
このバランスが取れると、夫婦別財布でも安心して暮らしを楽しめるのではないでしょうか。
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