この記事で分かること
- 親の介護が始まる前に「お金の話」をしておくべき理由
- 親子で話し合うときの具体的なチェックポイント
- 教育費と介護費が重なる“ダブル負担”への備え方
親が60代になると、少しずつ「もし介護が必要になったら…」という現実が近づいてきます。
だからこそ、介護が始まる前に「お金の話」をしておくことが大事です。
いざ介護が必要になってから慌ててしまうと、本人も家族も余計にストレスを感じてしまいます。
どうして事前に話しておくの?
特に私たち子育て世代は、子どもの教育費と親の介護費が重なる時期があるため、家計へのインパクトはとても大きいものになります。
関連記事
- 親自身の希望(在宅か施設か、どんな暮らしを望むか)を確認できる
- 介護に使えるお金の範囲を明確にできる
- 兄弟姉妹間での負担の不公平感を減らせる
事前に共有しておくと、いざというときの選択肢も広がり、家族みんなが納得して介護をスタートできると思うのです。
親子で話したい 介護チェックポイント
両親と離れて暮らす場合、なかなか顔を合わせて話す機会も限られていると思います。私も年に1度あるかないかの頻度でしか帰省できていません。限られた時間ではありますが、そのなかで将来に備える会議時間を作ってみませんか。
以下、親子で話しておきたい介護に関するチェックポイントをまとめてみました。
項目 | 内容 | チェックポイント |
---|---|---|
健康状態・医療 | 現在の持病・通院状況・将来の希望 | ☐延命治療は希望するか? |
介護の希望 | 在宅介護 or 施設介護 | □できれば自宅?施設でもOK? |
介護資金 | 親の年金・貯蓄・保険の有無 | □貯蓄はあるか □年金はどれほど出るのか □介護費はどこから出すか |
自宅・不動産 | 持ち家の有無、処分の意向 | □自宅をどうするか(維持?売却?贈与?) □所有している不動産の詳細 (農地、山林、建物) □農地はどうするか(維持?売却?贈与?) |
家族の役割分担 | 誰が中心になるか、兄弟姉妹の関わり方 | □介護休暇を取れる人はいるか □日常生活の手助けは誰ができる? |
公的支援制度 | 要介護認定、介護保険の利用方法 | □申請手続きは誰がする? |

カエ子
今年も冬に帰省する予定があるので、その際に話し合ってみたいと思います。
まとめ
介護のお金は「まだ先だから」と後回しにしがちですが、親が60代のうちに話しておくと安心感が違います。また、認知症が始まると正常な対話ができない可能性もあります。
教育費と介護費のダブル負担を乗り越えるため、未来の家計簿をイメージしながら、早めに家族会議をすることが大切です。

カエ子
介護や相続のことはなかなか切り出しにくい内容ですが、私は両親に対して、子供を思うのであれば早めに準備していこう!と声かけしています。
コメント