0歳5ヶ月の娘と4歳の息子を連れて、名門大洋フェリーで大阪南港から新門司港へ。
4歳の息子が赤ちゃんだった頃から何度も乗ってきた我が家目線で伝えたい、子ども(赤ちゃん)連れフェリー旅のポイントをまとめます。
0歳児でもフェリー旅はできる?実際に何度も乗ってきて感じたこと
うちの4歳の息子は、生後数ヶ月の頃からこのフェリーに乗っています。赤ちゃん連れの船旅は心配が多いですが、名門大洋フェリーはポイントさえ押さえれば過ごしやすいです。
特に個室のファーストJ(和室)は、子供連れにオススメです。
ファーストJ(和室)が子連れに向いている理由
- 布団で寝られるから転落の心配なし
- 夜泣きしても周囲に気を遣いすぎなくて済む
- ベッドタイプより広くて動きやすい
- 部屋に洗面台・湯沸かし器があるのでミルクがすぐ作れる
- 個室で家族貸切にできるので授乳やおむつ替えがしやすい
- 部屋でテレビが見られるので、部屋で大人しく過ごせる(出航すると電波が不安定になるのは我慢)
ゴロゴロ寝転んだり、ベッドからの転倒を気にする必要がない畳の部屋はこども連れにほんとうにオススメです。子供って、床もベッドも区別しませんからね…。
ファーストJ(和室)はゆとりがあるぶん、家族みんなの余裕につながります。
部屋の便利さと注意点
部屋の造りは快適で助かる部分が多いのですが、注意したいポイントもあります。
冷蔵庫はない
離乳食や飲みものを冷やしておきたい時は、保冷バッグが必要です。離乳食は常温タイプのベビーフードが良いですね。後述しますが、共同のレンジもあります。
ミルクは部屋の湯沸かし器で作れるので問題ありません。部屋の水道から飲用可能な水が出ます。
あまり高温ではありませんがお湯も出ますので、身体を拭いてあげたい時に温かいおしぼりが作れていいかもしれません。※ミルク用ではないので、ミルクのお湯は湯沸かし器で作ってくださいね。
空気が乾燥しやすい
フェリーは全体的に乾燥気味。
我が家は濡れタオルをハンガーに掛けて簡易加湿をしています。
予約が埋まりやすい
個室の予約はとても埋まりやすいです。WEBの予約開始日に予約をおすすめします!
船内での食事はどうする?
船内レストランもありますが、子どもと一緒だとタイミングや混雑で難しいことが多いと思います。
実際に今回の旅でも、レストランが満席だという放送が流れていました。はらぺこな子供って機嫌が悪くなりますよね。
- レストランは夕食時間と朝食時間が集中して混む
- 共同レンジも行列になりやすい。また、利用できる時間帯に制限がある
- 子ども連れだと待つだけで疲れてしまう
それが理由で、我が家は毎回 持ち込みが基本です。
持ち込むものはできるだけシンプルにしていて、
- カップラーメンやスープ
- 温め不要のパンやおにぎり
など、手間がかからないもの、部屋の給湯器で対応できるものが中心。
フェリー旅は「食事のラクさ」も快適さを左右するので、無理しない工夫がおすすめです。
赤ちゃんとのお風呂問題はどうしてる?
女性用大浴場には赤ちゃん用バスチェアがあるので、一応大浴場に一緒に入れます。夫に確認したところ、男性側にもあるそうです。(湯船に赤ちゃんも浸かってよいかは確認していません。)
ただ、混雑しているとペースがつかめず大変に感じることが多いと思います。また船は微妙に揺れているので、万が一大きな揺れがあったら…と思うと不安ですよね。
今回はシャワールームを使って、膨らませるベビーバスで入浴させてみました。
こんなタイプのベビーバスです↓

やり方はこのような流れ↓
- 私がシャワールームにベビーバスをセット
- 夫が廊下で子どもを抱っこして待機
- セット完了後に赤ちゃんを受け取り入浴
- 入浴後に夫へ引き渡し、片付け
個室のシャワールームは、
- スノコの着替えスペース
- シャワースペース
に分かれています。着替えスペースのスノコ上にレジャーシート→バスタオルの順に敷いて使いました。
割とスムーズに終わったので、夫婦やご家族で乗船される時にオススメしたいです。おひとりの時は、赤ちゃんを狭いスノコ上で待機させないといけないので、揺れた時に危ないかもしれません。
また、すこのスペースに(レジャーシートとバスタオルは敷きますが)子供を転がすことに抵抗がある、シャワールームの床にしゃがんで沐浴させるのが大変、そんな方は大浴場がいいかもしれません。
大浴場前には混雑具合が分かるモニターがありますので、空いたころを見計らって利用できます。
ファーストJ(和室)には薄手のタオルが4枚設置されてありました。バスタオルはないので、敷物用のバスタオルや、柔らかめのバスタオルは持ち込んでくださいね。
色々書きましたが、長男が0歳の時は部屋で出るお湯を使って体を拭く程度にしたと思います。無理はせず、安全第一で済ませてくださいね。
子どもが喜ぶスペースもある
キッズスペースはシンプルで、おもちゃは置いてありません。
それでも4歳の息子は寝転んだり身体を動かしたりして楽しそうにしています。

長距離移動の合間に部屋でない場所に出向けるだけで、気分転換になります。
ファーストJ(和室)の特等席ビュー
ファーストJ(和室)は進行方向側の窓が特徴で、出発してすぐの明石海峡大橋も部屋から見えます。

赤ちゃんを抱っこしながらでも景色が楽しめるのは、子連れにはありがたいポイント。冬の甲板は寒いですしね。
夜中は星まで見えちゃいます。子供と夜の海観察、けっこうワクワクしますよ。
まとめ
子連れ、特に赤ちゃんとのフェリー旅は不安が多いですが、名門大洋フェリーは赤ちゃん連れでも過ごしやすく、個室を選べば移動そのものが“休息時間”になります。
準備と環境づくりさえ整えれば、思ったよりずっと快適に過ごせますよ。

