こんにちは。未来アリガトウ会議のカエ子です。4歳息子🐒、0歳娘👶の絶賛子育て中です。
「怒らない子育て」が理想なのは重々承知です。本当にホントに、ほんとーによく分かっています。できることなら仏のような母親でいたいと思っています。でも、毎日のように同じことで注意して、また繰り返されて、結局怒ってしまう――。
そんな日々に少し疲れてしまった親御さん、私もまったく同じです。あなたはとっても頑張っていますよ。そう、私たちは頑張っている…!
私の悩みは、4歳の息子の「食事の遅さ」。もともとあまり食べる方ではないのですが、毎回、朝食のパン1/2切れでさえも1時間~1時間半かけて食べます。今日も雷ならぬ爆弾を落としてしまい、後から反省の気持ちがじわじわと湧いてきたのでした。
そんな息子との「食事の遅さ問題」を通して感じた、怒りとの付き合い方と、私なりの小さな対策を、自分への備忘録として書いてみたいと思います。同じ境遇の方も、心のクールダウンの場になれば幸いです。
怒らなくてもいいように「仕向ける」育児、ほんとにできるの?
SNSや育児本ではよく見かけますよね。
「子どもが悪いのではなく、怒らなくてもいい環境をつくるのが親の仕事」
たとえば、「食事が遅い」なら——
- 盛り付けを少なくして達成感を感じさせる
- 好きなメニューを少し取り入れる
- 食事の時間を見通しやすくする
そんな工夫でスムーズに進む…はずなんですが、うちの場合、そう簡単にはいきませんでした。
我が家の4歳児「食べるのが遅い」問題
うちの4歳息子の場合、すごく食事に時間がかかるんです。少しだけ盛っても好きなものだけ食べる。そして、嫌いな野菜が残る。しまいには「食べさせて〜」と甘えモードに突入。
「甘えは受け入れていい」という考え方も本で読みました。(幼少期に甘えを十分に受け入れられずに育った子は、埋められなかった甘えの気持ちを埋めようと大人になっても苦しむんですって)
でも、毎日何度も同じやり取りを繰り返すうちに、だんだん「またか…」とイライラが募っていくんです。
怒りは「なくす」ものじゃなく「扱う」もの
怒り狂って自責の念でどうにかなりそうだった私は、通信教育でアンガーマネジメントを学びました。
結論から言うと、怒りをゼロにすることは無理です。
でも、訓練によって「怒りをコントロールする力」は鍛えられると学びました。
たとえば——
① 6秒ルールを使う
怒りのピークは5~6秒というのは一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
一呼吸おいて、コップにお茶を注ぐだけでも違うとのこと。
数字を1からではなく100、98、96、94…や、1、3、5、7…と、前や逆から2-3個飛ばしに数えたりと、少し考える方法も効果的だそう。
とにかく怒りの感情から意識的にいったん“離れる”ことが大事。
でもでもでも…注意していて子供に響いていない様子を見ていると、だんだんとヒートアップしてきますよね。や、数えるんですけどね、怒りが消えないんです。分かりますか?
これはもう訓練しかありません。知っている、と出来る、は違います。
② 「なぜ怒るのか」を分解→〈スルー〉と〈躾〉を使い分ける
そもそも、自分がなぜ怒りを感じているのか、客観的に考えると、「まあそこまで怒らなくてもいいか」と思えたり、冷静に対応すべきか叱っていい場面なのか判断できたりします。
私の場合…
朝だと「ちゃんと食べてほしい」よりも、「時間がないのにダラダラされる自分がイヤ」という焦りが根底にありました。つまり、怒りの矛先は“息子”ではなく“自分の焦り”。
この場合、栄養はさておき比較的食べてくれるものを出し、比較的スルー気味に対応しても良い場面かもしれません。怒りで自分を責めたり、1日怒りが付きまとい親も子ものびのびとした時間を過ごせないのであれば、食べただけでOK!間に合えば合格!ぐらいで良くないですか?
夜だと「ダラダラ食べるのに結局食後にお菓子をねだられるので、躾としてNOを伝えるべき」という思考が根底にあります。つまり、この場合の怒りの根源は親としてこう有るベキというベキ思考。
いつ躾として怒るか、許してスルーするかの判断は、長い目で見て相手、もしくはお互いに困ることが発生するか否かです。困ることが起こると予想される場合は叱る。
叱る時には
・端的に、どうしてほしいか、を具体的に伝える
・過去のことや複数の内容を含めて伝えない
という点に注意します。いろいろと詰め込んで話しているうちに、自分はヒートアップしてしまうし、相手には伝わりずらくなります。
×:なんで早く食べないの!何分経ったと思ってるの!今朝だってそうだけど、なんで席を立つの?理由を説明して!
〇:19時までに食べようね。守れなかったらご飯は終わりでお菓子なしね。
→守れなかったらご飯終了、お菓子なし(ここで折れずに諭すのが親の役目)
難しいんですけどね、これも訓練です。
③ 完璧な親をやめる
SNSで見る理想の育児法は、参考にはなっても〝基準”にはしない。人それぞれの生活リズム、子供それぞれの性格、気力のペースがあります。
また、みんなどこか褒めたたえるべき良いところ、認めてあげたい良いところがあるはずです。息子の場合は、妹を可愛がる、動物に優しい、活発で友達を作るのが上手、4歳で九九をあきらめずに覚えた…。
出来ないことは“出来るようになろうね”と伝えていれば、きっと出来るようになる、出来るよう努力するときが来てくれるはず。人間だし、出来ないかもしれない。きっとそれでいいんですよね。
完璧を求めず、良いところに目を向けて、自分も子供も許しましょう。
④物理的な理由があるのかも
息子は歯医者が大嫌いなのですが、先日歯医者さんに口内を見てもらった際、「かみ合わせが悪い」と指摘をいただきました。下の歯が少し奥まっている『過蓋咬合』というもので、前歯で嚙み切るのが苦手な構造とのこと。確かにお肉を嚙み切ったり、リンゴをかじったり、そういった前歯を使う動作が苦手だし、口の中に食べ物が残っていることが多く「早くゴックンしなさい!」と叱ることが多いです。
噛むのが苦手ということが分かったので、多少は息子の食事の遅さを許せるようになりました。また、改善のために余裕のある時は齧る練習になる食事を出すよう心がけています。
私が大事にしたい「怒り」との折り合い方
少しずつ実践して感じているのは、「怒らないこと」より「怒ったあとに立て直すこと」が大事ということ。
たとえば、
- 「さっき怒っちゃってごめんね。次どうしたらいいと思う?」
- 「母ちゃんも頑張るから、〇〇も一緒に頑張ろう」
怒りの後で関係を修復する時間を取ると、罪悪感が減って、親子の信頼も少しずつ積み上がる気がします。
【まとめ】怒りは「悪」じゃない。親も人間だから。
「怒ってはいけない」と思うほど苦しくなります。でも、怒りを分解すると、自分の中の固定観念に縛られていることが原因だったりします。
完璧じゃなくていい。今日もちゃんと子どもと向き合ってる時点で、それだけで十分!
怒ってもそれは、ちゃんと子どもを思ってる証拠です。自分も子供も許しましょう。
子育ては日々精神の修行のようですが、すこしでも心にゆとりを作り、親子で笑いあえる穏やかな時間を作りたいものですね。
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