こども支援NISA(仮)ってなに?

地方の限界集落に生まれ都市部在住の2児の母。実家の介護問題、相続問題を含めたライフプランを考えるブログです。実家家族も同居家族も幸せに過ごしてほしい、でも自分の幸せも大切にしたい。同じような悩みを抱える方々に少しでも参考になれば幸いです。

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資産運用

こんにちは。カエ子です。

ネットやSNSで「こども支援NISA」なる構想があり、近々始まるという話題を目にしました。教育資金を準備する計画を立てるときに少し悩んだのが、どうやって老後資金と教育資金の区別をしながら運用していこうか、という点でした。子供名義のNISA口座が作れるのであれば分かりやすく教育資金管理ができますよね。

今回はジュニアNISA・新NISA・こども支援NISAの違いを比較してみました。


ジュニアNISAとは

ジュニアNISAは2023年末で新規投資が終了しました。
特徴は「未成年でも年間80万円まで非課税で投資できた」という点。ただし、18歳まで原則引き出し不可という縛りがあり、使いにくさも目立ちました。


新NISAとは

2024年から始まった新NISAは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を組み合わせて、非課税で投資できる制度です。
自由度が高く、大人の資産形成にはとても有効ですが、未成年名義では口座が作れないため、教育資金には直接使えません。


こども支援NISA(仮称)の構想

ジュニアNISAに代わる新制度として「こども支援NISA(仮称)」が検討されています。
2026年度の導入が目標とされており、教育資金の準備をより柔軟に支援できるよう設計される見込みです。詳細は今後の税制改正大綱などで固まりますが、ポイントは以下のように議論されています。

  • 年間の投資上限額の拡大
  • 払出制限の緩和、もしくは撤廃
  • 子どもの進学・教育費として利用しやすい制度設計

3制度の比較表

比較したものが以下表です。

制度対象年齢年間投資枠引き出し制限非課税メリット主な目的
ジュニアNISA
(~2023)
0歳~19歳年間80万円18歳まで原則引き出し不可運用益非課税(最長5年)教育資金づくり(制約多め)
新NISA
(2024~)
18歳以上年間360万円(つみたて枠120万+成長枠240万)いつでも引き出し可能運用益非課税(無期限)成人の資産形成
こども支援NISA(仮称、2026~想定)0歳~18歳未満枠は検討中(例:年間数十万~100万円程度?)引き出し制限緩和(自由に引き出せる案も)運用益非課税(期間は今後設計)子どもの教育資金づくり

未成年版新NISA、といったところでしょうか。


我が家にとっての有用性

新NISAは親の資産形成用としてキープし、こども支援NISAが始まれば、子ども名義での運用ができ、教育資金の透明性も確保できます。

引き出し制限がゆるければ「留学」「習い事費用」「受験期の費用」に柔軟に対応可能で、必要時には引き出して利用し、我が家の目標18歳までに1,000万円/人も途中経過を確認しやすいです。

親の資産形成と教育資金の資産形成が両立しやすく、第1子、代2子、第3子、、、子供の数が増えても、それぞれで平等に準備してあげられますね。


まとめ

ジュニアNISAは「制約がきつすぎて普及しなかった」反省点があったようです。新NISAは大人向けには心強い制度ですが、子ども名義では使えません。
そこを埋めるのが「こども支援NISA」。

まだ構想段階ですが、実現すれば教育資金づくりの大きな選択肢になりそうです。
しばらくは親名義の新NISAで積み立てつつ、制度の動きを注視していこうと思います。

参考リンク

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