「24時間分割意識生活」で人生をデザインする

地方の限界集落に生まれ都市部在住の2児の母。農学部卒、林業業界経験あり。子どもと親、どちらの“未来”も見つめる世代として、“がんばる”と“幸せ”のちょうどいい間を探すブログです。

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自己実現

私たちの毎日は、誰にとっても同じ24時間。でもその使い方を意識できる人は、意外と少ないかもしれません。大切なのは、「全部を完璧にやる」ことではなくて、「時間の配分」を自分でデザインすること。

1日は長いようで、実はあっという間。「何にどれだけ時間を使うか」を意識できると、“やらされている毎日”から“自分で舵を取る毎日”に変わっていきます。

そして自分で選んだ時間の使い方で夢を叶えることが可能かもしれません。

学生の頃、TEDx というプレゼンテーションイベントに関わる機会があり、この活動の存在を知りました。その頃にYouTubeで見漁ったTEDxのプレゼンで心に響いたものがいくつかあり、いまも時々立ち返っています。

今回は「時間がない」を理由にあきらめている夢への実現可能性に気づかせてくれるHidetaka Nagaoka氏の「時間という財産」(2014年5月@長野県佐久市)を紹介したいと思います。

スピーチの要約

結論:時間=“財産”。使える財産の残りに気づき、自分でどう使うかを選ぶことが大切。

Nagaokaさんは、独立したことをきっかけに「時間」というものの価値を深く見つめ直しました。そこから、時間をただ過ごさせるのではなく、どう使うかを自分で選ぶことが「人生を豊かにする」鍵だと語っています。

主なポイント

諦めの理論

  • お金がない
  • 学歴がない
  • 経験がない
  • 才能がない
  • クネクションがない
  • 時間がない

Nagaoka氏はこれらを「諦めの理論」と呼んでいます。

24時間の内訳

  • 8時間ー仕事・勉強(学校)ライスワーク
  • 6時間ー睡眠
  • 3時間ー食事・家族の時間・サニタリー
  • 残り時間7時間あるー自分の夢のために使う

Nagaoka氏はこの残された7時間に気づき有効に使うことで第2の人生を送ることができ、諦めの理論に立ち向かうことができると語っています。

この目的別に区切って意識的に使う1日を24時間分割意識生活とNagaoka氏は表現しています。

3つの幸せ

  • してもらう幸せ
  • 自分でできる幸せ
  • 人にしてあげる幸せ

3つの幸せ、とくに人にしてあげる幸せに命を燃やすことでひとは幸福になると説明しています。

誰もが平等に与えられている財産

  • 87万6000時間ー人生100年
  • 17万5200時間ー0歳から20歳までの時間:してもらう時間
  • 29万2000時間ー70歳から100歳
  • 29万2000時間ー睡眠時間
  • 残りー11万6800時間

Nagaoka氏は残された11万6800時間=13年4ヶ月=4867日をどう使っていくのかで人生は変わると語っています。


後になって「もっとこうすれば良かった」と思わないために、いま時間と向き合う。

忙しく感じる毎日ですが、意外と何をして過ごしただろう?と疑問に思う空白の時間って結構あることに気が付きます。わたし自身も自己実現のために、空白の時間を見直すようにしています。


自分でデザインする24時間

1日をただ“流れる時間”として過ごすのではなく、“目的別に区切って意識的に使う”

たとえば、「朝は家族のため」「昼は仕事」「夜は自分のため」といったように、
時間に“ラベル”を貼るイメージ。これを意識するだけで、焦りや罪悪感がぐっと減ります。

育児も家事も仕事も自己投資も、「今はこれに集中する時間」と切り替える。忙しい日々を“区切る”だけで、時間の主導権が自分に戻ってきます。

この時間意識は、先日印象を受けた本『このプリン、いま食べるか?ガマンするか?』(柿内尚文著/飛鳥新社)とも近しいものがある気がします。

わたしの24時間時間割

この24時間分割意識をもって、自分の時間割を考えてみました。

育休中の時間割(今この瞬間を大切に)

軸の考え方:7時間睡眠を確保。朝夕は息子との時間を優先。でも、早朝・昼・夜の「隙間」を上手に使って、自分の成長にも投資する。

時間帯内容意識のポイント
4:30〜6:30早朝の自分時間(ブログ・勉強・軽い運動)頭がクリアな時間。静けさの中で“投資の時間”に充てる。
6:30〜9:00育児・朝食・準備慌ただしい時間。子供と過ごす“幸福の時間”とイミヘン。
9:00〜12:00家事・買い物・0歳児娘との遊び時間家事をまとめて済ませる家事貯金で役割の時間ではなく“幸福時間への投資の時間”とイミヘン、0歳児に癒される“幸福の時間”
12:00〜13:30昼食・昼寝娘の昼寝中に思い思いに過ごす“幸福時間”。
13:30〜15:00ブログ、勉強、家事昼の光の中で知の貯金への“投資時間”、家事貯金で“幸福時間への投資時間”。
15:00〜18:00保育園迎え・公園等息子との時間をしっかり楽しむ“幸福時間”。
18:00〜20:30夕食・育児・家事慌ただしいが子供と過ごす“幸福の時間”とイミヘン。母親としての“役割の時間”もこなす。
20:30~21:30勉強自分の時間に割く“投資の時間”。子供から要望があれば絵本や折り紙などをして遊ぶ“幸福の時間”と捉える。
21:30〜就寝子供と就寝。心置きなく休める“幸福時間”を味わう。

復職後の時間割(無理せず精神的な安定を優先)

軸の考え方:6~7時間睡眠を確保。精神的な安定を最優先に「朝と夜は家族の時間」「日中は仕事に集中」「隙間は自分の未来時間」を意識。

時間帯内容意識のポイント
4:00〜6:00早朝の自己投資時間(ブログ・勉強・運動)出勤前に“投資時間”を。体調に合わせ無理をしない。
6:00〜7:30家事・育児・朝食バタバタも“幸福時間”とポジティブにイミヘンを心がける。
7:30〜18:30登園・仕事・退園「今ここに集中」して、“役割の時間”を早く終える。昼休憩で昼寝し“幸福時間”を確保。
18:30~21:00夕食・育児就寝までの“幸福時間”
21:00〜22:00勉強・育児少しの時間でも積み上げ続ける“投資時間”。リラックスする“幸福時間”。子供の要望にも柔軟に応える縛られない時間。
22:00〜就寝朝に向けて就寝時間は守る努力を。体を休める“幸福時間”。

おわりに

24時間を“意識して分割する”だけで、同じ1日でも、心の満足度がまるで変わります。

わたしは育休中は「心を育てる時間」、復職後は「心を整える時間」を意識してみます。

“今この瞬間”、そして“未来の時間”を大切に時間を見つめなおす。焦らず、柔軟に、少しずつ、自分の描く未来に向けて時間の使い方を磨いていきましょう。


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